オンラインミーティングで使えるツールのZoomとWherebyの違いと実際の使い方手順
これまで会って行うことが多かった面接やミーティングなどが、最近では凄まじいスピード感でオンラインに切り替わって行っていますよね。
この記事では、オンラインミーティングツールのZoomとWherebyの違いとそれぞれの使い方について説明します。
こちらのリンクで読みたい部分に飛ぶことができます。
→ Zoomのオンラインミーティングに参加する場合(主催者以外)の使い方
→ Wherebyのオンラインミーティングに参加する場合(主催者以外)の使い方
→ Wherebyのオンラインミーティングを主催する場合の使い方
オンラインミーティングツールのZoomとWherebyの違い
ZoomとWherebyは、共にオンラインミーティング(Web会議)でよく使われているツールです。
それぞれに特徴がありますが、2つの共通しているのは、以下の点です。
- ネットを介してビデオ通話が複数人とできる
- 無料で始められる
- パソコンの画面を共有できる
- 通話中にチャット機能も併用できる
インターネットに接続できる環境さえあれば、音声動画や文書、画面共有ができるのがオンラインミーティングツールの基本的な機能です。
ZoomとWherebyも基本的な機能は共通していますが、それぞれのツールに異なる特徴や機能、それによるメリット・デメリットも存在します。
次の項から、ZoomとWherebyの異なる機能について紹介します。
Zoom (ズーム) は複数人で繋ぐのに優れているオンラインツール
Zoomはビジネス向けの機能が充実している点が最大の特徴となっています。会議で必要になるファイル共有機能はもちろん、会議の自動保存、参加者を分割して行うグループセッションなど、ビジネスに便利な機能が多数備わっています。
Zoomの特徴を簡潔にまとめると以下の通りです。
- 基本的にはアプリのインストールが必要
- 1対1でのミーティングは時間無制限で使える
- 複数人のミーティングは40分まで無料でできる
- 最大100人までのグループ会議を行える
- 複数人と繋いでも接続が安定している
- 図示しながら説明できるホワイトボード機能あり
また、Zoomは有料プランの種類が多く、企業の規模や利用用途によって有料プランを細かく使い分けることができる。そのため用途にあった機能を低コストで利用できるのもZoomのメリットです。
Whereby(ウェアバイ)は参加する人のハードルが低いオンラインツール
Wherebyはweb会議に参加する側はアカウント登録が不要かつ、パソコンでWeb会議を開く場合はアプリのインストールも不要という手軽さが人気のポイントのひとつです。
Wherebyの特徴を簡潔にまとめると以下の通りです。
- アカウント登録が必要なのは会議室(チャットルーム)開設者のみ
- 同時接続は4回線まで
- 日本語非対応(現在は英語のみ)
Wherebyは手軽さが魅力ですが、無料版は会議の参加者が4人までかつ、録画機能が利用できないなどの一部の機能に制限があります。
しかしそれを踏まえても4人までのWeb会議であれば十分に活用できるツールです。
それでは、次の項からZoomとWherebyのそれぞれの使い方を説明していきます。
Zoom (ズーム) でオンラインミーティングをする場合の手順
それでは、Zoomでオンラインミーティングする場合の手順を紹介します。
Zoomのオンラインミーティングに参加する場合(主催者以外)の使い方
主催者からURLかミーティングIDを教えてもらって、参加する
パソコンで参加する場合
パソコンで参加する場合、アプリをインストールするか、インストールせずにブラウザのまま繋ぐ方法があります。
・アプリをインストールして設定する方法は、公式サイトをご覧ください。
・アプリをインストールせずにミーティングに参加する方法
- 主催者から送られてきたURLにアクセスする
- ダウンロード開始画面の「アプリケーションをダウンロードまたは実行できない場合はブラウザから参加」の参加をクリック
- ミーティングに参加するときの名前を入力して参加ボタンを押す
- コンピューターオーディオのタブを選択
- “コンピューターでオーディオに参加する”をクリック
スマホ・タブレットで参加する場合
・Zoom Cloud Meetingというアプリをダウンロードします。
Appleの場合:https://apps.apple.com/jp/app/zoom-cloud-meetings/id546505307
Androidの場合:https://play.google.com/store/apps/details?id=us.zoom.videomeetings&hl=ja
・設定で、カメラとマイクの接続を許可しましょう。
・主催者から送られてきたID/パスワードをアプリ内に入力するか、SafariなどのブラウザでURLにアクセスして、アプリを開くと参加することができます。
Zoomのオンラインミーティングを主催する場合の使い方
次にZoomでオンラインミーティングを主催する場合の使い方の手順です。
- Zoomでアカウント登録をする
- Zoomのアプリをインストールして設定しておく
- 「ミーティングをスケジュールする」か「ミーティングを主催する」を選択する
- 参加者に、ミーティングURLまたはIDを共有する
Zoomでアカウント登録をする
まずは、公式サイトにアクセスします。
ZOOM公式サイト:https://zoom.us/jp-jp/meetings.html
Enter your work emailと書かれている部分にメールアドレスを入れて、サインアップをします
メールアドレスに送られてきた URLにアクセスして、アカウント情報の登録します。
先述の通り、Zoomの無料会員の場合は3人以上のミーティングが最大40分までしか継続できません。(マンツーマンの場合は、時間無制限)
3人以上で、40分以上のミーティングを行いたい場合は、有料会員登録をしておきましょう。
Zoomのアプリをインストールして設定しておく
アプリケーションをインストールせずに行うこともできますが、アプリをダウンロードした方が安定します。
ですので、ビジネスで主催する場合は、アプリをインストールしておくことをお勧めします。
アプリをインストールして設定する方法は、公式サイトをご覧ください。
→パソコンでZoomのアプリをインストール・設定する方法
「新規ミーティング」か「スケジュール」を選択する
アプリでログインをすると、以下のような画面が開かれます。
・今すぐミーティングを開始する場合は、「新規ミーティング」をクリック
左上に( i )と書かれたマークがあるのでクリック
ミーティングID・パスワード・URLが出るのでこれらをコピーします。
・ミーティングのスケジュールを決めておく場合は、「スケジュール」を選択します。
選択すると、必要項目が出てくるので埋めて、スケジュールをクリックします。
ホーム画面に戻り、上の「ミーティング」というボタンをクリックすると、予定されているミーティング一覧が表示されます。
ミーティングを選択して、招待のコピーというボタンを押せば、招待用のURLやID/パスワード、スケジュール時間がコピーされます。
・参加者に、ミーティングURLまたはIDを共有する
参加者へ、メールやLINEなどを使って、先ほど取得したミーティングURLまたはIDとパスワードを共有します。
スケジュールした時間にZoomを開き、参加者が来るのを待機し、参加者が来たら認証すれば、ミーティングを開始することができます。
Wherebyでオンラインミーティングをする場合の手順
次にWherebyの使い方をご紹介します。
Wherebyのオンラインミーティングに参加する場合(主催者以外)の使い方
パソコンで参加する場合
Wherebyはパソコン専用のアプリはありません。そのためパソコンで参加する場合はお使いのブラウザを使ってミーティングに参加します。
もしくは、パソコンのブラウザに「Google Chrome」を使っている場合は、Wherebyの拡張機能を追加しておくと、すぐにWherebyでミーティングに参加できるので便利です。
Google Chromeの拡張機能を追加する場合は、こちらをご利用ください。
・ブラウザでミーティングに参加する方法
- 主催者から送られてきたURLにアクセスする
- 名前を入力する
- カメラとマイクの使用を許可する
- 自分の顔がカメラに写っていることを確認する
Wherebyは操作の際の言語が英語のみですが、上記の説明通り操作すれば簡単にミーティングに参加することができます。
スマホ・タブレットで参加する場合
Wherebyはスマホやタブレットでも専用のアプリを使用せず、お使いのブラウザでミーティングに参加することができます。
専用のアプリもリリースされていますので、Wherebyを頻繁に利用する方はダウンロードしておいてもいいかもしれません。
ブラウザでミーティングに参加する場合はパソコンでの参加方法と同じ手順です。
アプリをダウンロードする場合
Appleの場合:https://apps.apple.com/jp/app/whereby-video-meetings/id878583078
Androidの場合:https://play.google.com/store/apps/details?id=appear.in.app&hl=ja
・設定で、カメラとマイクの接続を許可しましょう。
・主催者から送られてきたID/パスワードをアプリ内に入力するか、SafariなどのブラウザでURLにアクセスして、アプリを開くと参加することができます。
Wherebyのオンラインミーティングを主催する場合の使い方
- Wherebyでアカウント登録をする
- ミーティングルームを開設する
- 参加者に、ミーティングURLを共有する
Wherebyでアカウント登録をする
まずは、公式サイトにアクセスします。
Whereby公式サイト:https://whereby.com/
「Get started」と書かれている部分をクリックします。
Googleアカウントで認証するか、メールアドレスを登録することで、Wherebyのアカウントを作成できます。
メールアドレスを登録する場合は、名前とメールアドレスをそれぞれ入力し、最後にチェックボックスにチェックを入れましょう。
チェックボックスの英文は「サービスの利用規約とデータ保護規約に同意します。」という意味です。
認証番号を入れるページになります。
認証番号は、入力したメールアドレスかGoogleアカウントのメールアドレスにメールで届きます。
次にプランを選択するページに移りますので、「Free」の下にある「Get started」をクリックします。
先述の通り、Wherebyの無料会員の場合は5人以上のミーティングができません。5人以上でミーティングを行いたい場合は、有料プランを選びましょう。
ミーティングルームを開設する
メニューの「Rooms」から、オンライン会議のためのルームを作ります。
無償版で作成できるのは1ルームのみです。
ルーム名はご自身の好きな名前を指定できますが、すでに使われているルーム名は使用できません。
すでに使われているルーム名を入力してる場合は上の画像のように表示され、次に進めません。
使用できるルーム名を入力すると、上の画像のように、「Creaye My Room」と表示されますので、クリックしてミーティングルームを作成することができます。
設定したルーム名がそのままミーティングの際のURL(https://whereby.com/xxx/)に反映されます。そのため、後日に行うミーティングなども、参加者に事前にURLを知らせておくだけで大丈夫です。
一度作ったルームのURLは自身で変更しない限りずっと使うことができます。
ルームの右側にある「Go to room」を押すと、ミーティング画面が立ち上がります。
カメラとマイクの接続を確認し、「Join meeting」を押します。
はじめて立ち上げたときは、ブラウザからカメラとマイクへのアクセスを許可するように求められますので、許可をしておきましょう。
参加者に、ミーティングURLを共有する
ほかの人をミーティングに招待します。
参加者へ、メールやLINEなどを使って、先ほど取得したミーティングルームのURLを共有します。
招待された人がブラウザでアクセスし、名前を入力し、「Join meeting」を押すだけで、ミーティングに参加できます。参加者のWherebyのアカウント登録は不要です。
まとめ
使い初めはなかなか慣れないかもしれませんが、最近はオンラインミーティングを導入している企業や団体も増えて続けています。
一度使ってしまえば、難しくありませんので、ぜひこの記事を参考に使いこなせるようになってみてくださいね!