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コラム

2019/11/18

【eポートフォリオとは?】2つの役割と主要サービスを紹介

学生自身が日々の学習や活動をインターネット上に記録していく「eポートフォリオ」を、各高等学校に導入する動きが広がっています。

2020年度から実施される高大接続改革の取り組みの1つとして、文部科学省は、学生ひとりひとりの「主体性を持って学ぶ態度」を重視することを求めています。

またその主体性の適切な評価手法をとしても下記2点を見直す方針を示しました。

  1. 調査書の改善・充実
  2. 受験者本人が作成する提出書類の積極的な活用

上記のうち、2.の提出書類として主に活用されると考えられているのが、本記事で取り上げるeポートフォリオです。

調査書の改訂内容については、下記ページでも触れていますので合わせてご覧ください。

⇒【調査書の電子化とは?】教員や学生や準備しておくべきこと

eポートフォリオとは?

eポートフォリオとは、「高校3年間のあらゆる学習履歴」をインターネット上に記録し蓄積していくシステムです。

もともとポートフォリオという言葉自体は、写真家・デザイナーなどのクリエイターが、自分の経歴や実績をアピールするための「過去に手がけた作品集」のことを指していました。

eポートフォリオは「クリエイターによる過去の作品集」を「学生による高校3年間の成果・実績集」に置き換えた電子データ版となります。

使い方はとてもシンプルです。

  1. 学生自身が学習の進捗、課外活動、資格や検定、その他日々のあらゆる成果・行動をインターネット上に記録
  2. 記録したデータを担任や科目教員と共有
  3. 教員のアドバイスのもと、学習の充実化や進捗の軌道修正

上記1.~3.を繰返し、洗練・整理された学習データをどんどん蓄積していきます。

この「学びの蓄積データ」であるeポートフォリオがなぜ今普及し始めているのか。どんな目的で必要とされているのか。eポートフォリオが持つ役割について見ていきましょう。

eポートフォリオが持つ2つの役割とは?

文部科学省がeポートフォリオの積極的な導入を進めている狙いは2つあります。それが下記です。

  1. 日々の学習・成果の管理ツールとして
  2. Web出願の提出書類として

それぞれの役割について詳しく説明します。

(1)日々の学習・成果の管理ツールとして

高校3年間の学習・活動を詳細に記録していくeポートフォリオは、スポーツにおける「練習日記」のようなものです。その日にこなした練習メニューや気づき、達成したことを記録していく自身のオリジナル練習ノートを作っていきます。

この練習日記の目的は、ただ毎日練習記録をつけることだけではなく、記録を定期的に見直して、自己分析を行うことや次の計画に役立てるところにあります。

どんな方法や過程で目標達成したのか、現状の課題は何か、弱点克服にどんなトレーニングが必要か、が自分で見つけやすくなるのです。

また情報がまとまったノートを先輩や指導員にも共有すれば、自分では発見できなかった課題やより的確なアドバイスも受けることができ、成長効率やモチベーションのアップにも繋がるでしょう。

スポーツにおける自己管理を「高校3年間の学習・活動」に置き換えたものがeポートフォリオで、下記のような役割を果たすことができます。

  • 学生自身が学習の計画を立て、実行したことを記録する
  • 定期的な学習のふり返りを行い、次の計画に活かす
  • 教員に学習状況を共有することで、より適切な指導を受けることができる

またeポートフォリオは、学校の授業や部活動、海外留学やボランティア活動など自分の活動・行為そのものの記録だけでなく、どのような方法で取り組んだか、なぜそうしたかなどのプロセスや学習者の気づきのコメントも記載できるようになっています。

これによって、eポートフォリオの2つ目の役割である整理された自己PR書類として使用することができることに加え、自身の将来像を描く助けにもなるでしょう。

(2)Web出願の提出書類として

eポートフォリオのもう1つの役割は、大学入試の際の提出書類としての活用です。

学生個人の学習内容やパーソナリティが記録されるeポートフォリオは、高校3年間の活動実績の証明書として入試にも活用することができるようになります。

現状では、入試におけるeポートフォリオの利用はまだ義務化はされていないものの、すでに100校近くの大学は2020年度の入試でeポートフォリオを「合否判定に活用する」あるいは「参考資料として活用する」ことを表明しています。

具体的にどのように活用されるかというと、例えば下記のようなことです。

  • 出願条件を満たしているかの一括チェック
  • ボーダーライン上に並んだ合格者の絞り込み

出願条件を満たしているかの一括チェック

例えば、出願条件として英検2級取得もしくはTOEICスコア600以上が設定されていた場合を考えてみましょう。

従来は、上記の条件を満たしているかどうかを判断するには、証明書のコピーを提出書類に含めるなどして、出願者書類を手作業でチェックする必要がありました。

しかしeポートフォリオは電子データであるため、出願先側のシステムと連携させることで、出願条件を満たしているかのチェックを一括して行えるようになります。

TOEICスコア500未満、500~595、600~695、700以上などと階層分けすることなども可能になるでしょう。

ボーダーライン上に並んだ合格者の絞り込み

AO入試、推薦入試などを除く一般入試においては、eポートフォリオの活用を表明している多くの大学も、eポートフォリオを合否の判定に使用するかどうかは明確に示していません。

特に受験者数の多い一般入試では、一人一人のeポートフォリオの内容を全て評価し、得点化することが難しいのではないかと言われています。

ただし、筆記試験で合格基準のボーダーライン付近に並ぶ受験者に対する合否判定の参考資料として、eポートフォリオの内容を考慮すると言う大学もいくつかあります。

このeポートフォリオを合否判定資料としてどう扱うかという点については、今後改革を進める中で毎年変化していくことが予想されるため、学生の皆さんはどんな条件でも対応できるように、今のうちからeポートフォリオをしっかりと作りこんでおきましょう。

eポートフォリオにはどんなものがあるの?

ポートフォリオというものは、ただ無造作に実績を並べるだけでなく、自分が何をしてきてどんなスキルを持っているかが相手に伝わるようにまとめられていなくてはいけません。

学生と教員で共有したり、出願資料として活用したりするeポートフォリオについても同じことが言えます。

eポートフォリオのシステムは、下記に紹介する通り、複数の企業によって開発されており、目的や対象、記載できる内容、操作のしやすさなど、それぞれ特徴が異なります。

  1. Japan e-Portfolio
  2. まなBOX
  3. Classiポートフォリオ
  4. manaba
  5. Polly   …etc

今回は、上記のうち、1.~3.の各社が提供する高校生向けのeポートフォリオサービスを紹介します。(4.および5.は、現状では大学生向けのサービスです。)

(1) Japan e-Portfolio

Japan e-Portfolioとは、文部科学省より運営を許可された一般社団法人教育情報管理機構が提供するeポートフォリオサービス、大学出願ポータルサイトです。

授業や部活動など学内の学び、自身で取得した資格・検定、学外での活動の成果を記録することができ、蓄積した「学びのデータ」を、学びのカテゴリごとや月ごとに閲覧できることが特徴です。

また他の民間会社で開発されている高校向けeポートフォリオと連携することも可能です。

※連携可能な民間高校ポートフォリオ事業者ならびにサービスは、JAPAN e-Portfolioサポートデスクへお問い合わせください。

⇒Japan e-Potfolioの公式サイト

(2) Classiポートフォリオ

Classiポートフォリオとは、Classiの学習支援プラットフォーム「Class」のサービスに含まれる「ポートフォリオ機能」のことです。

Classiの大きな強みは、学内外の様々な学びの場面から学びのデータを収集・分析し、学習プロセスや学びの深まりをモデル化しているところにあります。

また学生自身の「主体的に学ぶ力」が自然に身につくように、アプリと連携してスマートフォンやタブレットからで記録できるクラウド型サービスであることも特徴の1つです。

⇒Classiの公式サイト

(3) まなBOX

まなBOXは、学習のプロセスと学習成果物を蓄積し、多様な評価から学びのPDCAサイクルを実現する、小学校・中学校・高校向けの学習支援システムです。

特徴としては、学習への取り組みに対して、「自己評価 」「教員からの評価」 「学生同士の相互評価 」といった多面的な評価ができることにあります。

学生の「学びのポートフォリオ」を作りこむことが、教員の「教えのポートフォリオ」としての機能を持たせることができるようなっています。

⇒まなBOXの公式サイト

まとめ:eポートフォリオについて学生は何をするべき?

今回は、高校での導入が広がりつつあるeポートフォリオの役割についてお話しました。

eポートフォリオのは、各教育機関で活用を推進されてはいるもののまだ義務化されているわけではなく、今後も教育改革が進められる中で、eポートフォリオの位置づけや活用法は随時変化していくと考えられます。

そういった変化があることを踏まえ、学生の皆さんは、高校3年次の受験時にeポートフォリオが必要か否かに関わらず、あらゆる変化に対応できる1冊のeポートフォリオをコツコツと作成していきましょう。

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