導入校が年々増加している「インターネット出願」とは
ここでは、大学を中心に増えているインターネット出願について、ご説明します。
私立大学ではすでに過半数がインターネットでの出願を導入しており、2019年入試では約7割がインターネットでの出願になっています。また、国公立大学でも2015年より導入が進み、今では多くの学校がインターネット出願を取り入れています。
今後この流れは、専門学校や高等学校などの入試でも見られるようになるでしょう。近い将来、調査書がデジタル化されることになれば、すべての学校が導入せざるをえない状況になると言われています。
インターネット出願とは
インターネット出願とは、その名の通りインターネットを利用して行われる出願のことです。
従来は紙の願書に手書きで入力していましたが、インターネット出願は紙の願書を取り寄せる必要がなく、WEBサイト上の指示に従って入力フォームに情報を入力していくだけで簡単に出願ができます。
インターネット出願の特徴
一般的なインターネット出願の主な特徴をあげます。
- 願書・募集要項の取り寄せが不要
願書請求や、募集要項の確認に手間がかかりません。 - 24時間365日、出願・支払いが可能
出願や受験料の支払いは、ほとんどの場合いつでもどこでも行えます。 - さまざまな決済方法が選択可能
受験料の支払いには、一般的に全国のコンビニエンスストア・ATM・クレジットカードなどが選択可能です。
インターネット出願でできること
インターネット出願では、主に以下のようなことが可能です。システムによって機能が異なることもありますので、ここでは一般的なできることをご紹介します。
- 募集要項の確認
- 出願登録
- 出願情報の確認・修正
- 入金状況の確認
- 出願状況の確認
- 合否の確認
募集要項の確認
従来の紙での出願の場合は、願書と共に募集要項を取り寄せる必要がありました。しかし、インターネットでの出願の場合、情報は全てWEB上で確認ができることがほとんどです。
そのため、願書請求の手間も省けますし、締め切り間近での出願も行うことが可能になりました。
出願登録
出願登録は、WEB上の指示に従って入力項目を埋めていくだけなので、とても簡単です。
紙の願書の場合は手書きで、ミスをしたら初めから書き直す必要があるので、大変手間がかかります。その反面、インターネット出願は入力や修正が簡単にできます。
当専門学校専用「インターネット出願システム」の場合は、住所や学校名などの入力補助機能もあり、入力の手間がさらに削減されます。
出願情報の確認・修正
インターネット出願の場合は、出願後、願書の入力内容をWEB上で確認できることが一般的です。また、支払い手続きがまだでしたら、WEB上から出願情報の修正を行えることも多いです。
出願情報の確認や、入力内容の修正が簡単にできるのも、インターネット出願のポイントのひとつです。
入金状況の確認
受験料の支払いは、全国のコンビニエンスストア・ATM・クレジットカードなどが利用できることが一般的です。
専門学校専用「インターネット出願システム」の場合は、入金状況もリアルタイムでWEB上に反映されます。
出願状況の確認
出願が受理されたかどうかもWEB上で確認することができますので、安心です。
合否の確認
合否通知はメールやWEB上で確認できることがほとんどです。それと併せて、合格通知を郵送される学校も多くあります。
インターネット出願の流れ
インターネット出願の一般的な流れは、以下の通りです。
- インターネットで出願する
- 受験料の支払いを行う
- 必要書類を郵送する
- 出願受理が行われる
- 受験票の確認・印刷を行う
インターネット上で出願登録を行うだけでは出願は完了しませんので注意が必要です。近い将来、調査書がデジタル化されれば、必要書類についても郵送ではなく、インターネットから登録できるようになるかも知れません。
インターネット出願の流れの詳細は、以下の記事をご覧ください。
<関連記事>
インターネット出願(WEB出願)の流れ
まとめ
~一般的なインターネット出願の特徴~
- 願書・募集要項の取り寄せが不要
- 24時間365日出願・支払いが可能
- さまざまな決済方法が選択可能
インターネット出願は、学校によっては受験料の割引を行っているところもありますので、受験生にとってはお得に受験ができるというメリットもあります。
入力の手間がかからず、出願や受験料の支払いは24時間365日可能なことがほとんどなインターネット出願。受験生はもちろん、保護者の方にも大変魅力がある出願方法だと言えるでしょう。