出願者にも学校にもある「インターネット出願」のメリット
2019年度、私立大学では約7割が、国公立大学でも導入が増えているインターネット出願。昨今では、専門学校や高等学校でもインターネット出願を利用できるところが増えてきています。
そのメリットは、出願者側(受験生や保護者)と、学校側(専門学校・大学など)の双方にあります。
出願者側(受験生や保護者)のメリット
従来の出願では、受験する学校の願書を購入して、手書きで記入、郵送する必要があります。インターネット出願ではどのような点が変わり、どのようなメリットがあるのでしょうか。
願書の取り寄せが不要で、手間がかからない
従来は学校の窓口で募集要項や願書を購入したり、郵送で取り寄せたりすることが必要でしたが、インターネット出願ではその必要がありません。
その分、手間も省けますし、進路変更による急な出願や、締め切り間近の出願も行いやすくなりました。
入力の手間が減り、修正も簡単
これまでは手書きで行っていた願書への記入ですが、インターネット出願ではパソコンで個人情報や出願内容を入力することができるので、手間をかけずに簡単に出願することができます。
また、万が一間違えて記入してしまった場合、紙の願書では1から書き直さなくてはいけませんが、インターネット出願なら簡単に修正することができます。
入力漏れや出願ミスを防げる
インターネット出願では入力情報のエラーチェックが行われることが多いので、入力漏れ等を防ぐことができます。
当専門学校専用「インターネット出願システム」では、住所や学校名を入力する際の入力補助機能もご用意していますので、面倒な入力の手間も減らすことができます。
入金・出願状況の確認ができるので安心
従来は出願後に受験票が届くまで、問題なく出願が受理されたかどうかなど状況が分からず、不安を感じる出願者の方もいらっしゃったかと思います。
インターネット出願では、入金や出願の状況を管理画面上で確認することができるので安心です。
インターネット上で合否確認ができる
合否確認もインターネット上でできることが一般的です。他校の合否状況を確認しながら、出願先を検討することができます。
PCやスマホ・タブレットなどが利用できる
必要なのはインターネット環境のみ。パソコンやスマートフォン、タブレット端末等を利用して簡単に出願したり、入力情報の確認・修正をしたりすることができます。
※スマートフォンやタブレットへの対応は、システムによって異なります。
出願や受験料の支払いは、24時間365日できるので便利
一般的にインターネット環境さえあれば、時間や場所を問わずに24時間365日出願することができます。受験料の支払いも全国のコンビニ・ATM・クレジットカードなどを選べることが多いので、保護者にとっても便利です。
受験料の割引がある場合もある
インターネット出願を利用している学校では、受験料の割引を行っているところもありますので、お得に出願することができます。
学校側(専門学校・大学など)のメリット
インターネット出願のメリットは、出願者のみのものではありません。ここでは学校側のメリットをご紹介します。
募集要項や願書が手元なくても出願受付可能
募集要項や願書を持っていなくても出願することができるので、これまでは難しかった締め切り間近になって進路を変更された方の対応もできます。
24時間365日出願・支払いが可能
出願期間内であればいつでも出願・支払いができるので、締め切り間近の出願にも対応することができますし、利便性が向上し、出願者や保護者の方にも喜ばれます。
事務作業を大幅に削減できる
従来の出願では、膨大な出願書類の確認に手間や時間がかかっていましたが、インターネット出願を利用することで、データ入力作業を削減したり、確認作業を簡単にしたり、事務作業を効率化することができます。
リアルタイムで入金・出願状況を確認できる
出願人数・入金状況の確認をリアルタイムで行うことができるのが一般的で、職員の方からも便利だと好評です。
印刷や郵送コストが削減できる
これまでは募集要項や願書の印刷・受験票の郵送等が必要でしたが、インターネット出願ではインターネット上で募集要項の確認や出願をすることができるため、その分のコストを削減することができます。
受験票も出願者に印刷してもらい、受験日当日に持参くださいとアナウンスしている学校も増えています。
合否通知が簡単にできる
試験結果・合否通知は、管理画面上から簡単に通知できることが一般的です。
専門学校専用「インターネット出願システム」では、設定した日時に一斉に合否を配信することも可能で、職員の方の手間を大幅に削減することができます。
まとめ
インターネット出願には、出願者や学校の双方にさまざまなメリットがあります。
~出願者側のメリット~
- 願書の取り寄せが不要で、手間がかからない
- 入力の手間が減り、修正も簡単
- 入力漏れや出願ミスを防げる
- 入金・出願状況の確認ができるので安心
- インターネット上で合否確認ができる
- PCやスマホ・タブレットなどが利用できる
- 出願や受験料の支払いは、24時間365日できるので便利
- 受験料の割引がある場合もある
~学校側のメリット~
- 募集要項や願書が手元なくても出願受付可能
- 24時間365日出願・支払いが可能
- 事務作業を大幅に削減できる
- リアルタイムで入金・出願状況を確認できる
- 印刷や郵送コストが削減できる
- 合否通知が簡単にできる
デメリットとしては、インターネット環境のないご家庭への配慮が必要な点が挙げられます。その場合は、学校などのパソコンを使用してもらうようにすることが考えられます。
現在は、学校によって紙での出願とネットでの出願を併用しているところもありますが、今後も多くの学校でネット出願が導入され、インターネット出願が当たり前となっていくでしょう。